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春の養生 〜寒暖差に負けない体づくり〜

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「なんとなく不調」の正体はエネルギー切れ?春の寒暖差に負けないための巡りケア

「なんとなく不調」の正体はエネルギー切れ?春の寒暖差に負けないための巡りケア

2026/04/28

こんにちは。

春から初夏へと移り変わる季節になりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

「お昼に合わせて薄着で出かけたら、帰る頃には冷え込んで失敗してしまった…」

 

そんな経験をしやすいのが、この時期ですね。

 

実は、この“寒暖差”は、私たちが思っている以上に体に負担をかけ、自律神経を乱す原因になります。

もし、最近こんな「なんとなくの不調」を感じていたら、それは体からのサインかもしれません。

 

・朝、スッキリ起きられない

・しっかり寝たはずなのに、体がだる重い

・理由もなくイライラしたり、落ち込んだりする

・手足は冷えるのに、顔だけ火照る感じがする

・肩こりや頭痛がいつもよりひどい

「私のことだ」と思われた方も多いのではないでしょうか。

 

なぜ、気温が変わるだけでこれほどまでに不調が出てしまうのか。

 

今日はその正体を解き明かしていきましょう。

 

自律神経は「アクセルとブレーキ」を猛烈に踏んでいる

 

私たちの体には、外の気温がどんなに変わっても、体温を一定にキープしようとする機能が備わっています。

 

これを東洋医学では「生気(せいき)」、西洋医学では「ホメオスタシス(生体恒常性)」と呼びます。

 

この温度調節のスイッチをパチパチと切り替える司令塔が、「自律神経」です。

 

でも、春のように1日の寒暖差が大きくなると、この司令塔は大忙し!

暑い時は汗をかいて熱を逃がし、冷え込んできたら筋肉を震わせて熱を作る。

この切り替え作業には、実は膨大なエネルギーが必要です。

 

1日の気温差が7度を超えると、自律神経はフル回転の状態になります。

 

これは例えるなら、

 

「アクセルとブレーキを猛烈な勢いで交互に踏み続けながら、急な坂道を登っているような状態」

 

です。

 

これでは、どんなにタフな体でもエネルギー切れを起こしてしまいますよね。

 

この状態が長く続くと、自律神経がオーバーヒートしてしまい、結果として全身の血流が悪くなったり、内臓の働きが低下したりしてしまいます。これが、春特有の不調「寒暖差疲労」の正体なのです。

 

 


 

 

「首」と名のつく場所を冷やさない

 

昼間は暑くても、朝晩の冷え込みから体を守ることが大切です。

 

特に「首・手首・足首」3つの首は、太い血管が通っているため、皮膚のすぐ近くを太い血管が通っています。東洋医学では、ここは「陽気(エネルギー)」が漏れやすく、同時に外からの冷えも入り込みやすい場所だと考えられています。

ここを冷やすと全身の冷えにつながります。

 

「今日は暑くなりそうだな」という日でも、薄手のストールカーディガンを一枚持ち歩いて、こまめに体温調節をして冷えを感じる前に、首元を保護してあげる。この「先回り」のケアが、自律神経さんの無駄遣いを防いでくれます。

 


 

 

プロも推奨!「大椎」と「風門」のレスキュー温熱

 

東洋医学では、首の後ろにある「大椎(だいつい)」や、その少し下、背中の上部にある「風門(ふうもん)」から、風邪(ふじゃ)が入り込みやすいと考えられています。

 

「少しゾクッとするな」
「なんだか肩がこわばるな」

 

そんな時は、ここをレスキューしましょう。

・蒸しタオルケア:

 40〜42度くらいの心地よいと感じる温度で、3〜5分ほどじんわり温めます。

・ドライヤー温熱:

  服の上から、ドライヤーの温風を15〜20cmほど離して当てます。30秒〜1分ほどで肌がほんのりピンク色になればOKです。

  •  

これだけで、滞っていた血流が促され、自律神経が「あ、もう頑張って熱を作らなくていいんだ」と安心して、リラックスモードに切り替わります。

風邪の予防だけでなく、肩の緊張をゆるめることにもつながります。

 

 

風門(ふうもん)

少しうつむき、首の裏で一番出っ張る骨(第7頸椎)を確認。

そこから背骨の突起を2つ下に下がる

左右に指2本分外側にずれた位置が風門です。
この位置は、肩甲骨の内側あたりに左右一対で存在します。

 

大椎(だいつい)

首の付け根、背中側の第7頸椎と第1胸椎の間のくぼみにあります。

頭を軽く下げて首を曲げると、首と背中の間で最も出っ張った骨(第7頸椎)が確認でき、その下の少し凹んだ部分が大椎です。


冷たい飲み物の摂りすぎに注意

 

日中が暑いと、つい氷の入った冷たい飲み物が欲しくなりますよね。

 

ですが、内臓を急激に冷やすと、胃腸の疲れやだるさにつながりやすくなります。

できるだけ常温に近いものを選んだり、朝一番に白湯を飲んで内臓を温めたり。

 

小さなことですが、こうした積み重ねが体を整えてくれます。

 


 

動くために、休む。その一歩が、巡りを変える

季節の変わり目に感じるだるさや重さは、決してあなたが怠けているわけではありません。

 

あなたの体が、一生懸命に新しい季節に適応しようと、24時間フル回転で頑張ってくれている証拠なんです。

 

「なんだか疲れたな」と感じた時は、その頑張りに気づいてあげて、意識的に「お休み」の時間を取ってあげてください。

 

動くために、休む。

 

今の時期にしっかり体をいたわり、エネルギーを蓄えておくことが、巡りの良い状態で夏を迎えるための大切なステップになります。

 

もし、「自分一人ではなかなか力が抜けないな」「巡りが滞っている気がする」と感じた時は、ぜひお気軽にご相談ください。 鍼やお灸の柔らかな刺激で、頑張りすぎた自律神経を優しくリラックスさせ、あなたの「巡り」を整えるお手伝いをさせていただきます。

 

皆さまの毎日が、穏やかで心地よいものになりますように。

 

季節の変わり目を健やかに過ごして、心地よい夏を迎えましょう。

 

お身体のことで気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。

 


 

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了戒 有紀

 

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